Some girls Vol.38
(ベイビーレイズJAPAN)
さまざまなフィールドで活躍する注目の女性をフックアップする本誌の人気連載「SOME GIRLS」。現在発売中の10月号では、惜しまれつつも9月24日で解散するアイドルユニット「ベイビーレイズJAPAN」のリーダー、傳谷英里香さんが登場! 読者諸君も既にご覧頂いているであろう、瑞々しき肢体と艶めく表情が描き出す自然体の姿に加えて、誌面では収まりきらなかったインタビューを特別に完全版でお届けします!
——まずは今回の撮影の感想から。さて、いかがでしたか?
傳谷英里香(以下:傳谷) 「すごく雰囲気のある衣装やメイクで、普段のグラビアで見せているナチュラル感とは違い、少し大人の雰囲気があって、新しい自分に出会えた気がします」
——グラビアの撮影とはまた違ったと?
傳谷 「私の中でグラビアは、ナチュラルな自然体の一瞬一瞬の姿や表情を切り取っていくというイメージなんですが、今回の撮影はより動作的というか一連の流れの中で撮っていくというか」
——なるほど。では、撮影の中で意識した部分ってありますか?
傳谷 「だからこそキメのポーズや表情から、柔らかな自然体の表情や仕草へと変化していく瞬間までを撮ってもらえたのかなと。笑顔はもちろん。ちょっと大人めの表情も今回は意識しました」
——衣装も気に入っていただけたようですが、普段はファッションにも近い感じでしたか?
傳谷 「普段から結構、レディな感じだったりストリートカジュアルだったり、さらに古着も着たりと色んなお洋服を着るので一概に言えないんですけど、今回最後のカットで着用したTOGAのサンダルなんて本当にツボで思わず「カワイ~♡」ってテンション上がっちゃいました。トップスは今日の私服にも近いんですけど、バラ柄の刺繍のバランス感とウエストのレース感がたまらないですね♪」
——さては、かなりのオシャレ好きですね!?
傳谷 「オシャレをするのは好きです!」
——傳谷さん的には、トレンドを追うタイプ or マイスタイルを貫くタイプ ならどちらですか?
傳谷 「トレンドを取り入れるのも好きですが、私は自分が本当に惚れたモノしか買わないし、しかも1シーズンでめちゃめちゃ買うんで、捨てることもできず収納問題で困っているところです(苦笑)。最近のお気に入りは、マラミュートの展示会でオーダーしたニットトップス。すごく可愛くて一目惚れ。今から届くのが楽しみすぎます♡」
——それだけオシャレにこだわりがあるなら男性のファッションにもうるさいんじゃないですか?
傳谷 「男性のファッションに関しては、その人に似合っていればイイって……一番ありがちな答えではありますが(笑)、トレンドは意識しながらも、その人らしさが感じられるのが理想ですよね。あと、私自身もなんですがアイテムとしてはシャツが好きですね! シルクとかトロみのある素材でオーバーシルエットとか、見るのも着るのも好き」
——シャツといえば、よく「袖まくりをすり仕草が好き」なんて声も聞きますが、傳谷さんは男性のキュンとくる仕草ってありますか?
傳谷 「う〜ん、フトした瞬間に視線を落として伏し目がちになっている姿とか好きですね」
——ちょっと陰のある感じに女は弱いと言いますもんね。これを読んで、ベイビーレイズJAPANのライブ中に実践する人がいないことを祈るばかりです。さて、休日はどんな風に過ごしてますか?
傳谷 「最近は完全に2パターンに分かれていて、家から出ない時はずっと映画を観ていて、外に出る時は9月24日に開催される『ベイビーレイズJAPAN LAST LIVE ~全虎が啼いた!伝説の最高雷舞(クライマックス)~』に向けてトレーニングや運動をしたりしています」
——トレーニングは結構、ガッツリやるんですか?
傳谷 「元々、身体を動かすのは好きだったのもありますし、そのライブがトータルセット5時間の長丁場なので、体力をつけなきゃ! っていうのでバスケをしたり、プールで泳いだりと身体作りに励んでいます。例えばプールなら、ひたすら体力が尽きるまでクロールで泳ぎ続けたりとか」
——ストイックですね! お家にいる時は映画漬けとのことですが、最近のオススメは?
傳谷 「メジャー作品からサブカル作品まで何でも観るんですが……う~ん、じゃあ最近一番泣いた作品ってことで、ちょっと前の作品なんですが『LION/ライオン ~25年目のただいま~』をオススメします! 5歳で迷子になってしまったインド人の主人公が、成長して故郷と本当の家族を探すっていう物語。そこにはインドのショッキングな現実もあったりするんですが、その中で家族愛や兄弟愛がしっかり描かれていて……」
——アカデミー賞にもノミネートされた感動作ですね。やっぱりヒューマンドラマ系が好き?
傳谷 「ですね! この作品も観た翌日に目がパンパンに腫れ上がるくらいメチャメチャ泣いちゃいました(笑)。観る人に感動を与えるような作品が好きです」
——観る人に感動を与えるといえば、先ほども話に出た9月24日に開催されるベイビーレイズJAPANのラストライブ『ベイビーレイズJAPAN LAST LIVE ~全虎が啼いた!伝説の最高雷舞(クライマックス)~』が控えています。
傳谷 「まさに今が準備中なんですけど、ラストライブだからというのも、ももちろん大事だとは思うんですが、今までと変わらずひとつひとつを丁寧にかつ全力で、冷静な部分と熱い部分の熱量のバランスをとってしっかりとライブを観せられたらと思っています!」
——なるほど。8月3日~5日にお台場で開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL2018」(以下 TIF)では、まさかの『夜明け Brand New Days』が野外ステージで披露され、熱気を帯びた夏の夕暮れの中、アイドルファンはもちろん、イベントに出演している現役のアイドルたちまでがその勇姿にエールを送るという光景が印象的でした。
傳谷 「そうですね、「やるしかない」というか「みんな仲間だし、信じて『夜明け Brand New Days』をやろう!」という話をしていましたし、それこそ今回が私たちにとって最後のTIFになるので、何が起こっても受け止めるという気持ちを持って5人でステージに向かいました。本当に……(ちょっと間を置き、笑顔で)感慨深かったですね。観客のみんなが前を向いて、みんなが私たちの歌をしっかり聴いて、パフォーマンスに手を上げてくれているっていう素敵な景色が見られて、本当に幸せな日でした」
——一瞬たりとも見逃すべからず! という現場の空気を感じました。
傳谷 「その想いは私たち自身も同じだったから、全身で感じることができて嬉しかったですね。みなさんの鳴り止まない拍手を受けながら「ずっとココに立っていたい」と思いました」
——ユニット解散後はメンバーもそれぞれの道へ進むと思います。傳谷さんはどのような道に進みたいと考えていますか?
傳谷 「ファッションのお仕事もやりたいんですけど、今はお芝居を中心にやっていきたいですね。実際「何でもやります!」みたいな感じですが、欲を言うなら自分の好きなジャンルがヒューマンドラマ系の映画なので、そういった作品に出られたらイイなとは思っています」
——また歌う機会もあったり?
傳谷 「例えば、出演する作品の中でそういった機会があれば! (アイドルとしての)経験を積んだ上で、そういった挑戦ができるのはすごく面白そうですよね」
——最後に読者の皆さんへのメッセージをお願いします。
傳谷 「MJに初登場させていただき、ありがとうございます! 私たちベイビーレイズJAPANは、大学生くらいのファンの方が多いんですが、“男は30代から輝く”ってよく言うじゃないですか? なので、素敵なMJ読者の皆さんにこうやって見てもらえるのは嬉しいです♡ 私自身としては、これから新たな世界で勝負していけたらなと思うので、ぜひ応援よろしくお願いします!」
『ベイビーレイズJAPAN LAST LIVE ~全虎が啼いた!伝説の最高雷舞(クライマックス)~』開催!
日本一の富士山の麓で開催されるベイビーレイズJAPANラストライブ。5時間に渡るステージの果てに5人は目指す、伝説の最高雷舞(クライマックス)を!
■日時
2018年9月24日(月・祝)
12:00開場/13:00開演/18:00終演予定
■会場
山中湖交流プラザ きらら シアターひびき
http://www.kirarayamanakako.jp/access.php
(〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野479-2)
※前夜祭は特設ステージになります
https://brj-lastlive.themedia.jp
でんや・えりか 1995年11月2日生まれ。千葉県出身の22歳。ニックネームは「でんちゃん」。現在は5人組アイドルユニット「ベイビーレイズ」のリーダーとして活動中。9月24日(月・祝)には自身らの解散ライブとなる『ベイビーレイズJAPAN LAST LIVE ~全虎が啼いた!伝説の最高雷舞(クライマックス)~』が開催される。
写真/春日英章 スタイリング/明石さちこ ヘアメイク/松岡奈央子 取材・文/TOMMY